とても感動しました(Y社事例5)
おはようございます!
“働き甲斐”と“業績”を同時に高まる
新3K(高幸福・高付加価値・高収益)
の幸せ増幅企業づくり、
あなたのビジョン実現を支援する
感動経営コンサルタント 佐々木千博です。
当社は3月末決算ですが、
何とか決算の準備が先日完了しました。
おかげ様で、会社としては過去最高の
利益が残せそうです。
納税は義務であり、
貢献でもありますから、
今年度も多くのお役立ちをして、
きっちり納税もできるように頑張ります。
さて、今日はY社のお話の続き、
その5です。
自責マインドの経営方針発表会
工場見学の後、
神戸は北野のホテルに移っての、
経営方針発表会に参加させて頂きました。
方針発表会では、昨年度の総括と
今年度の方針について、
全社レベルで社長が、
各部門やプロジェクトレベルで、
部門長やリーダーが発表します。
昨年度の評価については、約3/4
の項目が達成という結果でした。
この結果に対する社長のコメントは、
“誰のせいでもなく、やりきれなかった
私に全ての責任があります“といった
ものでした。
そして、来期方針にあたり、
会社方針以前に、社長として従業員の
皆様と来賓の方々へのコミット(約束)
が表明されました。
口先だけでは、即ばれますが、
仮に口先だけでも中々言えない言葉
ではないかと思います。
伸びる会社の第一条件である
“自責マインド”をトップが皆の前で
まず示したことは、
Y社の今後の成長を確かなものにする
上で非常に大きな事だと思います。
延々と続く自責発表、そして涙の…
続いて、多くの部門、多くのプロジェクト
から昨年度の総括と来期に向けて
の方針発表が語られます。
ここでも各部門リーダーから、
・〇〇だったからできなかった。
・〇〇により、仕方なかった
といった言葉は聞こえてきません。
TOPが自責の姿勢を日々示し続けて
いるからこそ、部門リーダーも自責に
なり、全社が自分は何ができるか?を
考える自責集団になっていくのでしょう。
Y社、今年度は絶対に目標項目を
100%達成するだろうな!と
確信させるような姿勢での部門発表でした。
なぜなら、目標達成に一番大切なことは、
上手なやり方ではなく、
何としてもやり遂げる!という
執念・本気だからです。
最後には、社長賞の発表です。
この事例紹介メルマガの中で紹介した
社長の右腕・左腕を自ら宣言した
リーダー2名が選ばれました。
社長が、
「ほんとうはみんなにあげたい…」
とぼそっと言ったのがとても印象的でした。
そして2人には、賞の副賞として、
目標とする世界一企業、台湾のS社見学
がプレゼントされました。
世界水準を目に焼き付けて、Y社を更なる
高みに引っ張っていってほしいという
愛と期待にあふれた副賞。
社長の部下への深い感謝と愛情、
それに何としても応えたいリーダーの
思いがとても伝わるウルっとくる
感動的な表彰でした。
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これから、厳しい時代を日本は迎えます。
来年の東京五輪後は、
半世紀前のそれとは違い、
マイナス材料にあふれています。
そんなときに、他責(外部にできない
理由を求める)精神では、戦う前から
負けているようなものです。
社長の日々がどれだけ自責であるか?
その社長の日々から刺激を受けた
リーダーがどれだけ自責・自然の精神
を一人一人に焼き付けられるか?
それが今、各企業の現場に問われている
ように思います。そこさえあれば、
やり方はいくらでも見つかるからです。
あなたの会社は
自責ことばが多いですか?
他責ことばが多いですか?