相手に「指摘をされる心構え」はあるか?
こんにちは。
佐々木感動マーケティングの
雪山さやです。
毎週日曜日の
感動経営通信メルマガは雪山からお送りします!
ママ友から聞いた子育ての悩みが
職場での人材育成にも通じるなと思ったので
今日はそのお話です。
先日、小学一年生のママから
こんなお悩みを聞きました。
ーーー
子供には普段から
「失敗していいよ」
「間違えてもいいよ」
と伝えているんだけどこの前、この子が作った
自作絵本を見せてくれた際に
こんな声かけをしたそうです。「自分で全部作ってすごいね!
ただこれは接続詞だから、
前に一文付け足す?」 と。ママからのこの返答を聞いて
お子さんは号泣。
ーーー
こんなことがあったそうです。
私もその場にいたわけではないので
細かいやりとりや状況などは
分かりませんが
きっとこの子は
「指摘を受け取る心構え」が
できてなかったんだろうなと思いました。
これは職場でも同じです。
指摘をする側は
相手に指摘内容を理解してもらい
改善したり行動に移してもらうことが
ゴールのはずです。
しかし、指摘を受け取る心構えができていないと
相手は、驚きの気持ちや
時には「何故いま言うのか?」と怒りの気持ちが
先にやってきてしまい
素直に指摘内容を理解し、
行動に移すことが難しくなってしまいます。
例えば、「レビュー」と称して
会議の場を設定し、
相手に指摘をする場合。
これは、指摘をする側もされる側も
その会議に出席する時点で
心構えができていると言えます。
静かな会議室やオフィスの一角、
指摘をする人とされる人が落ち着いて
話せる環境を選ぶことも
「心構え」を作り出す演出のひとつです。
一方、
提案資料・成果物のチェックや
ミスがあった時に、
上司・先輩から自席で指摘される場合は
相手には「指摘をされる心構え」ができている
でしょうか?
「指摘をされる心構え」を持ってもらうには
2つのポイントがあるかなと思います。
▼相手が指摘内容を受け取りやすい環境を作る
大勢の前で叱責したりせず
相手と対話しながら、理解を確認できる
そんな環境を作ることも大切です。
▼クッション言葉を使う
「1点、指摘してもいい?」
「ここ確認してもいい?」など
相手に驚きや怒りの不要な感情が湧いてしまわないような
コミュニケーションがひとつあると
安心の上で、指摘を受け入れる心の準備ができます。
受け取り手が指摘内容を理解しやすい
そして、行動に移そうと思えるような
「心構え」についてでした。
指摘をする際には、ぜひ考えてみてください。