73歳の元上司に背中を押されて

チームSKM 経営コンサルタントの吉田です。

<キャリアコンサルタントとは>

皆さんは「キャリアコンサルタント」
という資格をご存じでしょうか。
名前だけは聞いたことがある、
という方も多いかもしれません。

私はこの9月5日付で、
「国家資格キャリアコンサルタント」
として登録しました。

今回のブログではその取得の背景と、
企業経営における可能性について
お伝えします。


<資格取得のきっかけ>

この資格との出会いは15年以上前、
人事部門の元上司から
「君も取ったらいい」と勧められていました。

当時の私は調達部門に在籍しており、業務も多忙で
余裕もなく、見送っていました。
(その後も再会のたびに勧められていましたが)

昨年再会した際、73歳(当時)になった
その元上司が、今も現役で活躍されている姿に
背中を押されました。

・ちょうど人事領域の学び直しを
 したいと思っていたこと
・現在保有している資格との親和性が高いと
 感じたこともありました。
・また、国の専門実践教育訓練給付制度による
 補助(最大8割)が出ること。
・勉強する余裕(時間)もあったこと。
・様々な条件が整い、私は一念発起しました。

キャリアコンサルタントの養成講座に
申し込みました。(約40万円)


<学びの場と出会い>

養成講座では20代から60代まで
幅広い世代の仲間と出会い、
学びの場そのものが
人生の財産となりました。


<資格の概要と制度>

もう少し、キャリアコンサルタントの説明をさせて頂きます。
職業能力開発促進法に基づき、2016年4月より
国家資格となったキャリア支援の専門家です。

定義は「労働者の職業の選択、職業生活設計又は
職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、
助言及び指導を行うことをいう。」
(職業能力開発促進法第2第5項)

厚生労働省の調査によれば、
キャリア支援の仕組みを導入している事業所は約50%。
そのうち国家資格キャリアコンサルタントを
活用しているのは約11%にとどまっています。

2022年の法改正では、企業が
キャリア相談の機会を確保する際に
キャリアコンサルタントの活用を
配慮するよう明記されました。

これは企業経営において
人材支援・キャリア支援が戦略的に
重要であることを示しています。

キャリアコンサルティングの効果も
社員の「やる気」と「成長」を最大化
することが調査によって裏付けされています。


キャリアコンサルタントの考え方から、
個人の可能性を引き出し、
組織の活性化につなげる支援が
できることに大きな意義を感じ、
その可能性は無限大です。

これからの企業経営において
キャリアコンサルタントの活用は
持続可能な成長の鍵となるはずです。

理論と実践の架け橋
相談者の内的世界を
共感的に理解し、
無条件の肯定的関心を持って接する──
ロジャーズの来談者中心療法にある
「三条件」は、まさにこの資格の
根幹を成す姿勢です。


<私の今後の思い>

養成講座では80人を超える
心理学者や行動科学者の理論を
学びましたが、それはあくまで
資格取得のための勉強でした。
その理論を実践で活用し、
真の理解を深めていきたいと
思っています。

今後のこのブログや
「さんよし会」の研修において、
キャリアコンサルタントとしての
考え方を少しでも皆さんに
お伝えできるように
文字化していきます。

ご期待ください。

 


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