習慣化の仕組みづくり

本日は前号の続きです。

 

「売った後」にこそ未来がある



前回は「売った後」の重要性をお伝えしました。

今回はさらに踏み込み、「顧客体験」と
「継続購入」について考えてみたいと想います。

 

語りたくなる体験の力

 

ボリビアのウユニ塩湖、行ったことは
なくても、知っている人も多いと思います。
(私もその一人です)

雨季にだけ現れる“鏡張り”の絶景が有名ですが、
乾季に行くと期待外れになることもあるそうです。

そこで現地の観光業者は人工的に水をまき、
雨季の景色を再現する工夫をしています。
結果、観光客は感動し、SNSで拡散。
新たな来訪者を呼ぶ好循環が生まれているそうです。

自然そのままでなく、作為的な所はあるかもしれませんが、
つまり顧客が「語りたくなる体験」を提供している
ということですね。

これは顧客体験価値の向上だけでなく、
新規顧客の獲得に直結するということです。



F1からF2転換 ― 習慣化の第一歩

 

特に重要なのが F2転換 です。

これはマーケティング用語で、

・F1=初回購入

・F2=2回目購入

を指します。


多くの新規顧客は、1回の購入で離れてしまいます。
だからこそ 「2回目につなげる仕組み」 が極めて大切です。

例えば、うちも使っているオイシックス。

1回目をスーパー並みの価格に抑え「試しやすさ」を提供。
その後の利用を「習慣化」へ導いています。
ハードルを下げて、2回目の確率を上げるということですね。

 

手間をかけさせない仕組みづくりということです。


・アプリで成果を可視化

・FAQで自己解決をサポート

・誕生日クーポンなどでパーソナライズ

 

こうした小さな工夫の積み重ねが
「やめない理由」になり、顧客の継続を支えます。


継続できないことは、何でも上手くいきませんから、
顧客関係だけではなく、社員育成やマネジメント
にも応用できるかもしれませんね。


例えば「学びを語りたくなる研修体験」や
「2回目につなげる1on1の仕組み化」など、社内でも活かせます。

 


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