とても感動しました(1)
おはようございます!
“働き甲斐”と“業績”を同時に高まる
新3K(高幸福・高付加価値・高収益)
の幸せ増幅企業づくり、
あなたのビジョン実現を支援する
感動経営コンサルタント 佐々木千博です。
いよいよGWに入りました。
とは言え、メルマガは関係なく
配信していきます。
やったり、やらなかったりより、
休みか否か問わず、淡々と続けるのが、
習慣化のコツだったりします。
さて、先日、ある会社の工場見学と、
経営方針発表会と、その後の懇親会に
参加してきました。
猛烈に感動したので、
少しずつお伝えしていきたいと思います。
蒸気機関車から“のぞみ型”へ
その会社は、創業者である前社長が、
50年以上ひとりで、ぐいぐい
ひっぱって、従業員100年以上に育て
あげた会社でした。
そう、まるで強力な蒸気機関車が、
後ろの客車をぐいぐい引っ張るような。
直接お会いしたことはないのですが、
コンサルタントや外部の研修等一度も
活用せず、一人で半世紀以上やってこられた。
きっと、とても熱意とパワーのある
方だったのだと想像します。
50年以上、主に一人で会社をひっぱり
続ける。並大抵のことではありません。
本当に尊敬します。
そして数年前、2代目にバトンタッチ。
2代目社長はこう考えたようです。
“先代は、圧倒的なパワーで
皆を引っ張ってきた。
私は、私が一人で引っ張るのでなく
従業員の皆さま一人一人が、
自ら考え、踏み出し、会社の動力と
なるような会社にしたい。“
そう、例えるならば
新幹線の“のぞみ”のように。
先日参加させていただいたのは、
そんな方針大変革に踏み出してから
2年目を締めくくり、3年目に踏み出す
の経営方針発表会でした。
“のぞみ型”の会社づくりには?
従業員の皆さまが、自ら考え、工夫し、
行動する、“のぞみ型”会社に変革する!
と社長が決意されたものの、
50年以上、強烈なリーダーシップに
引っ張られることに慣れてきた
従業員の皆さまにとっては、
最初は何をしようとしているのか
ピンとこない状態だったと思います。
自ら考え、主体的に行動することは、
言われたままに行動するよりも
脳の負荷が高いので、反発もあった
のではないかと想像します。
実際、私が1年目に関わった、
あるリーダーは、最初は外部研修など
行きたくない!と反対し、
社長は、これだけは行ってくれ!
と説得して、正直いやいや参加した。
と素直に教えてくれました。
他にも色々な抵抗があったことと思います
しかし社長は一貫してブレません
でした。いつもニコニコ笑顔の優しい
社長ですが、芯に超強力な決意と覚悟
をもって、取組みました。
そして会社は、最初の1年であっと
いう間に変わったのです。
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新しい会社を創ろうとするとき、
社長やリーダーは高い確率で、
従業員の皆さまから反発を受けます。
反発が全くないのは、新しい挑戦を
していないからと言ってよいくらいです。
誰でも慣れた現状から変化するのは
大変だし、勇気がいるからです。
その時に、
「〇〇さんが反対しているから」
「〇〇さんが、難しいと言っている」
「〇〇さんが、それなら辞めると」
と従業員の方の反対を理由に簡単に
やめてしまうと、永遠に大きな変革は
できません。
それどころか、
反対すれば新しいことはしなくていい
という悪い風土が生まれてしまいます。
社長・リーダーの決断とやりきる覚悟、
これが、大変革時代を生き抜く時、
求められていると思います。
次回は、「あたたかいお節介」を
キーワードに取り組まれている工場を
見学した話をお伝えします。