未来予想から今を考える

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感動経営コンサルタント 佐々木千博です。

未来から今を考える

現在は技術革新で
世の中が大きく変わる時代です。

コロナの影響もありテレワークが
あっという間に進んだのも
技術革新の背景があったからです。

そして現代の技術革新は、
現在の延長線上では予測しづらい、
非連続性と波及性をもっています。
まさに革命的な時代と言えます。

これは現状の改善的アプローチ、
現在を起点として考える
フォワードキャスティングの考え方だけでは
片手落ちになる可能性を示しています。

こんな時代の対処法には二通りあります。

一つの方法は
その時々の技術をどこよりも早く
キャッチアップし、スピーディーに
事業に展開することです。
速さと対応力で勝負するのです。

もう一つの方法は
バックキャスティングの手法を使い、
未来の絵が描き、逆算で今すべきこと
を考えることです。
そして準備をしていくのです。

具体例をあげたいと思います。

例えば近未来においては、
趣味性の強いものを除き
衣料品店は減ると予想するとします。

そしてほとんどがオンラインで試着し、
オンラインで購入する時代になると想像します。

そうなった時に
衣料店の販売員さんはいなくなるのでしょうか?

販売員0のオンライン店舗というのも
もちろんあるでしょう。

もう一つ、接客サービスの良さを残した
オンライン販売店舗も残るでしょう。

この時の販売員の役割は、
商品を売る(レジ打ち、包装)作業ではなく、

オンライン上でより一層、
お客様に寄り添って一緒にコーディネイト
を考えたり、その服を買った時の未来を
一緒に創造して一緒に楽しむ、
そんな役割が重要になってきそうです。

ここで重要なポイントは、
単なるパターン提案だと
レコメンドシステムでもいいので、

お客様にとって、画面の向こうの
担当コーディネーターと一緒に悩むのが楽しい♪
と思えるような、そんな情緒的価値の提供でしょう。
(専門性はITでサポートできる可能性がある)

ここまで考えると
現在の取り組みとして
必要なことが二つ考えられます。

一つはオンライン販売の仕組みや
手法を今から開発していくこと。

もう一つは、
まさに情緒的なサービス・ホスピタリティ
を提供できる社風・従業員を育てていくことです。

仮に衣料店で考えましたが、
物販のリアル店舗では、ほとんど
当てはまる可能性があります。

ここまでは私の妄想にすぎないかもしれません
しかし正しいかどうか?ではなく色々な可能性
未来に思いを馳せることが大切かと思います。

未来の可能性をたくましく考え
バックキャスティングの考え方で
今からできることを具体的にやっていきましょう。

正しいかどうか?ではなく、色々な可能性、未来に思いを馳せることが大切と思います。