コロナ前後の変化をどう捉えている?

おはようございます。

社長・右腕・リーダー の一体チーム
づくりで、働きがいと業績が両立する
人が輝くNo1企業づくりを支援します。

感動経営コンサルタント
佐々木千博です。

会社の成長には、
経営者に近い目線の右腕と、
現場を主体的に改善・成長させるリーダー
が必要です。

このメルマガでは、

右腕・リーダーを育て、
事業で成果を出すためのポイント

理念を核とした逞しい社風づくりと、
成果を導くマーケティング

これらを中心にお伝えしています。

★コロナ前後の変化をどう捉えている?

昨日、ZOOMでの少人数セッションを2本
やったのですが、そこで頂いた事前質問
がこんな内容でした。

実際にお話を伺うと、かなり具体的な
相談だったので、具体的なお話を
させていただきましたが、

このメルマガでは、一般論としての
コロナ前後の変化の捉え方について
私の私見をお伝えしたいと思います。

私の現段階での結論と主張は、

『時代の変化の本質は、コロナが
 あろうとなかろうと変わっていない。
 ただ、スピードが速くなっただけ』

だから、

『ゆでガエルになる前にコロナが来てくれた。
この機をピンチでなくチャンスと捉え
会社をどんどん進化(変化)させていきましょう』

ということになります。

では、何が変わらず、何が加速したのか?

変わらないというのは、以下のような内容です。

●AI革命の進展(何年も前から言われている)

・AIに既存の仕事を置き換わっていく。
 産業革命が職人の仕事を奪った
 自動車が馬車の仕事を奪った
 AI、ITやRPAが人の単純作業・繰り返し作業を奪う。
 ⇒コロナで加速

・購買行動も変わる
 ⇒コロナで加速

・AI革命・ITの更なる進展で、働き方も変わる。
 ⇒コロナで加速

・イノベーションの中心は製造から情報技術や生命技術に。
 モノの経済から、情報・体験・感情が経済の軸になる。

●VUCA :先行きが分からない予測不可能な時代


 これも何年も前から言われ続けています。

・日本人口は減少・世界は激増、平均年齢も全く違う。
 このギャップが今後、どう影響してくるか?
 考える必要がある。

・世界のパワーバランスも不透明
 日米中の関係は勿論だが、
 2027年人口世界一になるインドがどう絡んでくるか?

・サステイナブルの危機
 「地球規模での持続可能性」がこれからの時代の
 ルール、キーワードになっていく。
 ブランディングの観点でも、マーケティングの観点でも
 コラボ・パートナーシップの観点でも重要。

・キーワードは、「強者生存でなく、適者生存(ダーウィン)」
 そして適者生存の前提条件は対応スピード。
 ⇒コロナの対応ではスピードの差が業績に顕著に出た。

●少子高齢化・労働人口減少:
 日本では30年前から分かり切っていた話です。

・AI革命もあり、クリエイティブ・主体的な
 人財の獲得競争の時代になる。
 そんな人財が働きたくなる理念・ビジョンと
 職場・人間関係づくりが鍵になる。
・AIの力、データ量では中小企業は勝てない。
 AIも活用しつつ、人にしかできないことを価値の源泉とする。

・労働人口が減るなかで、多様な立場の人財
 を活かせる会社が有利になる。

⇒ただ、コロナをやり過ごすのでなく、
 これからも活躍の場を拡げようという会社は
 コロナで時間が出来た時、人に投資している。

⇒多様な性別・年齢・立場・状況を許容しながら、
 熱意と能力ある人財を活かす仕組みを
 構築する会社が増えてきている。

今日は思いつくままに、
書き散らかしたようなメルマガに
なってしまいましたが、

要するに、中長期的に見た場合、
コロナ禍があろうとなかろうと、
会社としてやっていくべきことは
大きく変わらないということです。

勿論、今を乗り切るための短期的、
即効性のある施策も必要ですが、

経営はスプリントでなく長距離の駅伝
なので中長期の種まきをしていくことを
忘れてはなりません。

短期的施策も、中長期にも繋がる施策か?
という観点で考えてみては
いかがでしょうか?