ミッションや理念は方便ではない
昨日は、パタゴニアの事例
をお伝えしました。
世の中には、ミッションや理念
について大きく分けると
4通りの会社があると感じています。
尚、今回ミッションや理念を
以下のように定義しています。
ミッション(使命)
・・・我が社が果たすべき役割
理念
・・・我が社が大切にする
一番の価値観・姿勢
【レベル0】
ミッションや理念がそもそもない。
または明文化されていない
【レベル1】
ミッションや理念が額縁に入って
埃をかぶっている。
【レベル2】
ミッションや理念を定めているが、
きちんとやっている企業という
雰囲気を醸し出す方便。
ブランディング・マーケティング
の方便として使われている。
【レベル3】
理念が日々の実践指針として
活用されており、ミッション
を果たすために事業が改善されている。
新事業・新商品も
ミッション・理念にそって開発される。
本当のミッションや理念は
レベル3だけです。
他のものは、すべて偽物と言えます。
レベル3だけが、スタート地点が
ミッション・理念で、
事業や商品が手段という点で、
レベル0~2と全く異なります。
昨日のメルマガでご紹介した
パタゴニアの価値観には、
「ビジネスを手段に自然を保護する」
とあります。
https://www.patagonia.jp/core-values/
レベル2までは、実際に堂々と
打ち出す会社はないと思いますが。
本心は、「ビジネスのために
自然保護を打ち出す」です。
この違いで、事業展開の
判断基準が全く変わってきます。
日々の業務の改善方針も
全く変わってきます。
レベル3で社内が統一されると、
経営・マネジメント・人財育成
すべて、ある意味とてもシンプルになります。
シンプルになり一貫性と実行力が上がり
成果も時差はありますが、
かならず伸びていきます。
御社のミッション・理念レベル
はいくつですか?