残念な会議の原因は?~ファシリテーターの重要性

チームSKM 池原です。

先日私が所属する診断士のある会にて
会合がありました。

そこで様々な議題が扱われたのですが
ある一人の参加者の言葉と態度が
その会合全体の進め方を大きく歪めていると
感じた経験がありました。

その参加者を仮に「Aさん」として話を進めます。

私とAさんは
普通に話せる関係性がありましたが
会合のあと、「あの発言は・・だったよ」など
とは言いませんでした。

なぜなら、その会合の中で
Aさんは、「自分は色んな会で
とても良くしてもらっている」という
自画自賛的なコメントをしていたからです。

こうなると周りが指摘しても
その人は、「自分は多くの人から
認められているんだから、あなたとは
合わない」と耳を貸さないと思ったのです。

きっと、このような会議における不協和は、
どこの会社でも起こっていることでしょう。

今回の会において、どうすれば
参加者全員にとって、もっと有意義な場となった
のかを、自分がファシリテーターを務めていたら
という目線で考えてみたいと思います。


<その参加者の問題点>

では、Aさんのどこに問題を感じたのか。

1.自分ばかりが話過ぎる

2.自分は正しいと思い込み、断定口調で
 議論の主導権を取る

3.話を脱線させる


まず最初の問題点ですが
これは、どこの会議でもよく見る光景です。

全員が参加している会議で、
ひとりの人が話を続ける。

私の実感ですが、その会では
10名の参加者がいて
Aさんの発言比率は
50%ほどあったのではと感じました。

次に2つ目の問題点について

参加者それぞれは
立場や経験に優劣はないにもかかわらず

何か議題を出されたときに

「自分はこう思う」と
自分の判断や評価を下します。

さらに他の人の意見に対しても
「だからそれはこうやればいいじゃないですか」
と、こちらも自分の視点で判断や評価を下す。

こうなると、他の人は意見を言い出しづらく
なっているのが明白でした。


そして、最後の問題点ですが
これが個人的には一番問題だと思いました。

Aさんが、頻繁に議論を
枝葉のほうへ持っていき、本来話し合う必要の
ないところで議論を始めるのです。


この3つの問題点で
場の雰囲気は、完全にAさんの独壇場となり
参加者は早く議論が終わるのを待っているだけの
残念な場となっていました。


<自分ならどうしたか>

その会ではベテランの診断士が
ファシリテーターを務めていました。

その人は、Aさんに対し
特に注意をせず、ただただ議論を見守っています。

もし、私がその立場であれば
さきほどの問題点に対し


話過ぎているとしたら

「Aさんの意見は分かりました。では
他の方の意見も聞きたいと思います」

といって他の人の発言を促す。


断定口調で意見を遮るような場面では

「Aさんはこう言っていますが
他の方はどう思われますか?」と
暗にAさんに自分の発言が
他の共感を得られていないことを伝える。

枝葉の議論をしているときは
「今話していることは本論と
ズレているように感じますが皆さん
どうでしょうか?」

と議論を本線に戻す努力をすることでしょう。


そういった意味で
Aさんの態度には問題がありましたが
ファシリテーターにもおおいに問題があったと思います。



<ファシリテーターの役割>

ファシリテーターの役割は、その会議に
参加している全員が納得できる合意形成を図ることです。

合意形成を図る為には、場の設計が不可欠です。

・目的とゴールの共有(何を決める場なのか)
・議論のプロセスの設計(発散と収束のメリハリ)
・議論の視覚化(板書などで論点を整理)
・厳格なタイムマネジメント

今回の会議を振り返ると、Aさんの資質もさること
ながら、この場の設計が不足していました。

・目的が不明確だった
・事前資料がなく、各自が思いつきで発言できる状態であった
・意見の発散と収束の区別が曖昧で議論がループした
・時間配分も明確でなく、一人の長い発言を許容した

つまり、今回の会議の失敗は

会議を行う上での設計が不十分だったため
Aさんの独走を許してしまい
最終的な結論が見えないまま
時間を迎えて消化不良に終わったということでした。

それを誰が行うか
それはまさにファシリテーターの仕事です。

おそらく先日の会合で
優秀なファシリテーターが居たなら
Aさんの独走は許さないでしょうし
時間通りに、多くの決定事項が決まり
参加者に納得感のある会議となったと
思います。


<ファシリテーションを学ぶには>

この話を聞いて
もし、ファシリテーションの重要性に気づき
社内のファシリテーターを育成したいと
思われた方は、ぜひ、さんよし会に
ご参加下さい。

さんよし会では
佐々木さんをはじめ、みんな
ファシリテーション技術を身に付けた
メンバーが勉強会を行っています。

その中でどのように
ファシリテーションを行っているかを
見るだけでも、多くの気づきがあると思います。

私もまだまだ未熟ですが
名ファシリテーターになれるように
取り組んでいきたいと思います。


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