吉田松陰ゆかりの地を訪ねて
チームSKM 上村です。
偉人から学ぶことの大切さと
その深さを最近非常に感じており
昨年末頃より、尊敬する先輩から
吉田松陰先生も素晴らしいと教わり
その所縁の場所である山口県の萩市に
行きたいと思うようになり
先日行ってまいりました。
吉田松陰先生が何をした人かということを
ご存知の方も多いかもしれませんが
振り返ってまいります。
彼は幕末の思想家・教育者で
11歳にして長州藩主に「武教全書」を講義し
19歳にて師範(教育者)として独立して
藩校・明倫館で教鞭をふるわれていました。
これだけ若くして人に教える立場になるとはすごい…!
若くして知識・志とも素晴らしい人物であったのですが
29歳の時に反幕府運動の弾圧で処刑されてその短い人生を閉じま
晩年には松下村塾という私塾を作り
志のある人物の育成をされ
木戸孝允、伊藤博文、山県有朋などの
その後歴史に名を残す要人を輩出しています。
その吉田松陰が「良い人生に必要なもの」として
「三端」というものを挙げておられます。
三端とは
三端とは次の3つです。
・立志:志を立てて万事の源とすること。
・択交:交友をえらびて仁義の行を助けること。
・読書:書を読みて聖賢の訓を稽ふこと。
これは私の個人的な考えもありますが
立志が何よりの源泉であり大切ですが
そのためには人との交流、読書をすることで
気付き、得られることがあるので、交流と読書も大切です。
一方で立志を立てた後にも交流を広げ深めることで
その立志を達成する仲間を増やし
達成の道を近づけることもできますし
読書を深めて立志をさらに深め実践することにもつながります。
このようにこの3つは始まりや手がかりでもあり
それを更に高めていくものであると感じました。
私自身も今回、「人間学」を学ぶ本を
師のような存在の方から進めていただき
その中に出てきた「吉田松陰」の話を知り
改めて深く学びたいと思い、山口の出生の地を訪ねました。
そこで改めて吉田松陰の当時の思い
まさに立志を目の当たりにして
心が震わされました。
今回のこの経緯はまさに
択交→読書→立志という流れで
この三端が関わりあった出来事でした。
ぜひとも、立志がまだ言語化できていないという方は
読書と択交から始めてみるのも良いでしょうし
こういった出生の地を訪ねてみるのも良いかと思います。