師走の気の重いタスクに着手する~脳科学に基づいたコツ

チームSKM 池原です。

カレンダーも最後の一枚となり、最後の月ですね。

皆様のオフィスやご家庭でも、年末ならではの
慌ただしさを感じておられるのではないでしょうか。

「あぁ、年末の大掃除、いつやろう・・」
「年賀状の準備、まだ何も手を付けられていない・・」

そんな心の重荷を感じる時期でもあります。

私は個人事業主なので、年明けの確定申告に向けて
領収書の束と向き合うというミッションもあります。

そんな面倒な業務を先延ばしにしてしまう。
誰しも経験があると思います。

私も過去メルマガで”やる気に頼らない
タスクをこなす方法”など偉そうなことを
書いておきながら、つい先日もお仕事で
ある会社の経営改善計画書の作成から逃げていました。

非常に面倒な数値の入力と計算が必要な業務で
重い腰が上がらなかったのです。

そんな中、先日ある記事に出会いました。

そこで知ったのは、私たちがこれらの
「面倒なタスク」から逃げたくなる驚きの
メカニズムでした。

今回は、師走の憂鬱を吹き飛ばし
軽やかに新年を迎えるための「脳とやる気の話」
をさせてください。


<面倒なことを考えると脳は痛んでいる>

私が救われたのは「先延ばし癖をやめる唯一で簡単な方法」という記事です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/42462999b8f1e1376971a018c09705458bfdd955?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20251207&ctg=lif&bt=tw_up

記事によると、私たちが「やらなきゃいけない」と
面倒なタスクについて考えている時、脳は
物理的な「苦痛」を感じているそうです。

ある研究でMRI装置を使って調べたところ
なんと「面倒なこと」について考えるだけで
実際に苦痛を感じる脳の部位が反応したというのです。

つまり、私たちが領収書の整理や大掃除から
逃げたくなるのは単なる怠け心ではありません。

脳が痛みという危険信号から身を守ろうとする
正常な防衛反応だったのです。

そう考えると、自分を責める必要はありません。
脳が苦痛を感じているのですから、逃げるのは
生物として当たり前なのです。


<やる気は、行動の後にやってくる>

しかし、ここからが朗報です。

その苦痛は、実際にタスクに取り掛かった瞬間に
消えてなくなるというのです。

やる前が一番辛く、始めてしまえば
「意外に楽しい」「もっと早くやればよかった」
と感じ、ストレスレベルも下がるそうです。

以前にもメルマガでも書いたように
やる気は待っても出てこないのです。

「やる気が出たら大掃除を始めよう」

ではダメなのです。

「取り掛かることでやる気が出る」

記事の中でも「やる気が湧かないという
問題を克服し、”何もしない状態”から
”何かをする状態”にシフトするたびに、
切り替えが上手くなることが分かっているそうです。

実際にこの研究を行った博士も
元々の先送り癖を克服して、趣味である旅行を
楽しんでいるそうです。

私も早くその領域に辿り着きたいと思います。


<もう一つの観点 ”持続力”>

記事にはありませんが大事な観点が
もう一つあります。

みなさんもやり始めると最初は取り組むが、
やがて壁にぶつかるとやる気が失せてしまう。

そこでまた先延ばしにしてしまう。
そのような経験はありませんか。

この原因は、”やる気の持続性”です。

そういうときに大事なことは
「目標までのルートを正しく
捉える”プロセスの視覚化”」です。

やるべきことが分かって
そこに向かう方法が分かれば
人はどんどん集中して取り組むことが出来ます。

いわゆる数学の計算問題を解く際に、
公式が分かって、数値を当てはめている状態。
ここまでくればどんどんペンが進みます。

どう進めていくかをおおまかにでも
決めた上で、進めていくのが大切ですね。


<そんなときに使える強い味方>

どう進めるかを決める時
みなさんならどうしますか?

私は、迷わず生成AIを使いますw

道に迷ったら、生成AIに相談する。

”今○○をやっていて、作業が止まってしまった”
”何かいいアイデアはない?”

こう相談して下さい。そうすると
”こういう風なことはできませんか?”

などアイデアを投げてくれます。

先ほどの例でいうと
・大掃除の進め方
・数学の問題の解き方 とか

そのAIの回答が正しくなくてもいいのです。

そこで手が止まらないのがいい。

出てきたアイデアを叩き台にして
自分なりの進め方を決めていく。

このやり方がとても良いと感じています。

面倒なことには
”まず取り掛かる×困ったら生成AI”

来年はこれで面倒なタスクに
取り組んでいこうと思います。


<まとめ>

このように考え方ひとつで
面倒なことを乗り越えていけるなら
それは良いことですよね。

意思に頼らず、テクニックで解決する。

皆様の職場、ご家庭での面倒なタスクに
取り組む際の参考になれば幸いです。

明日のさんよし会では
久しぶりに佐々木さんの登場です。

ロジカルシンキングの考え方を
つかって仕事のモヤモヤをスッキリ整理する
講座を2回にわたってお送りします。

これも考え方を使ったテクニックのひとつですね。
ぜひご参加ください。


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イキイキ働きたいカッコイイ大人のベースキャンプさんよし会」
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