「時間管理のマトリクス」 ご存知ですか?
チームSKM 経営コンサルタントの吉田です。
「時間管理のマトリクス」、ご存じですか?
今週参加した「中小企業の事業承継支援」研修の
冒頭、講師がこの言葉を紹介されました。
スティーブン・R・コヴィー著の『7つの習慣』で
有名な、時間の使い方を4つの領域に分けて
考えるフレームです。
【時間管理のマトリクスとは】
縦軸に「重要度」、横軸に「緊急度」をとった
四象限で、人間活動を分類します。
(7つの習慣の第3の習慣)
第1領域:緊急で重要なこと
第2領域:緊急ではないが重要なこと
第3領域:緊急だが、重要ではないこと
第4領域:緊急でも重要でもないこと
【事業承継は「第2領域」(講師語録より)】
事業承継やM&Aの検討は、中小企業の経営者に
とっては、まさに「第2領域」に属します。
しかし、この領域に時間を割けていない経営者が
多いのが現実です。
講師は「今日の研修時間を第2領域の時間に
してください」と我々に語りかけていました。
この言葉に、私自身も大きな気づきを得ました。
【私自身の気づき】
実は私も『7つの習慣』は何度も読んできた
つもりでしたが、記憶が曖昧になっていたことに
気づきました。
この機に学び直しをしようと考え、
帰宅後、本棚を探すと、「書籍版」と「マンガ版」の
2冊が出てきました。
書籍版は30年近く前に大ブームとなり、
多くのビジネスマンが読まれたと思います。
15年ほど前にはコヴィー博士の逝去をきっかけに
再び注目されたことも思い出しました。
その時にはマンガ版も出て若い世代にも読まれたの
ではないでしょうか
今なお研修の一コマで活用されていることに、
改めてこの本の普遍性を感じました。
【わかっているのに、できない理由】
第2領域の重要性は理解していても、
実際に時間を確保するのは難しい。
第1領域に追われ、第3・第4領域に引きずられ、
結局「第2領域は後回し」になってしまう。
これは私だけの悩みではないかと思い調べてみると、
専門家の解説でも
「第2領域は最も価値があるが、最も軽視されがち」と
明記されています。
【理論と実践】
時間管理マトリクスは、単なる手法だけでなく
根底の考え方を理解することが重要です。
実際の4つ領域を書きだすのは意外に難しく、
仮に書き出せたとしても、第2領域に時間を割くには、
第1、第3、第4領域を減らす必要があります。
ここで力を発揮するのが、「AIによる業務効率化」と
「エッセンシャル思考」です。
優先順位の序列のつけ方も見直しが必要と考えます。
【第3の習慣を実現するために──
エッセンシャル思考とAIの活用】
第3の習慣「最優先事項を優先する」を実現するには、
この2つが鍵になると感じています。
<エッセンシャル思考>
3つの思い込みを手放す必要があります。
「1.やらなくては」「2.どれも大事」「3.全部できる」
1.「やらなくては」→→「やると決める」
2.「どれも大事」→→「大事なものはめったにない」
3.「全部できる」→→「なんでもできるが、全部はやらない」
これらを克服することで、真に重要なことに集中できます。
<AIの活用>
・AIは「特に第3領域を効率的に進める
補助ツールになります。第4領域はなくす一択です。
そして、その効率化で時間を作り 第2領域を実行する
時間を作るのです。
【私の第2領域──これから増やしたい時間】
・人間関係づくり
・健康維持・増進
・自己啓発(自己成長)
私はこれらを具現化し、これらに掛ける時間を
増やしていきたいと考えています。
皆さんの第2領域は何でしょうか?
「わかっているけど、できていない」その一歩を、
「コヴィーの7つの習慣」、「エッセンシャル思考」、
「AI活用」で踏み出してみませんか。
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