共感は才能ではない

チームSKM 経営コンサルタントの上村です。

先日、プロコーチの方から「共感力」の講義を受けました。

 

そこで「共感は精神論や根性論ではなく、体系的にも理解できる」
という話がありました。

 

ついつい、共感とは相手の心の奥底にあるものを
読み取ったり、汲んだりするもので
感性などが重要になってくるもので
中々難しい…。と感じている人も多いかもしれません。

 

しかし、そういったものではなく
体系的に理解できるということです。

 

いかがでしょうか?
興味ありませんか?

 

実はそれはシンプルなことで
「目の前にある情報をそのまま感じて伝える」
ということをすれば良いということです。




例えばどういうことか?



例えば、目の前の相手が
話している最中に上を向いて
腕を組みだしたとしましょう。



ここであなたならどうしますか?



例えばこういうかもしれません。
「何か考えているのですか?」



しかし、これにはリスクが少しあると
そのプロコーチの方はおっしゃいました。



どういうことか?



ここにはその人の解釈が入っています。
「この人は考え事をしてるんだ」と
想像して決めつけてしまっています。
考えているんでしょ?その考えを教えてよと
誘導してしまっている部分もあります。



もちろん、相手が本当に考えていたら
「そうなんですよ。実は…」とか
「そうなんですよ!良くわかりましたね!」
と好意的な反応になるかもしれません。

 

または「えっ、そういわれると…」と
本人の気づきになるかもしれません。

 

しかし場合によっては
「いや、何も考えていないですけど…」

という反応になり、解釈を押し付けられた
というネガティブな印象になるリスクが少しあります。



ですので先ほどお伝えした
「目の前にある情報をそのまま感じて伝える」
だけで良いということなんです。



どういうことか?



つまり
「上の方を見られていますね」
「腕を組まれましたね」
とだけ伝えるということです。

 

これだけだと、目の前の事実を正確に伝えているだけです。
相手が否定するものでもありません。

 

これだけでも相手は
「本当だ、今上を見ていたな」となります。
そして「そうですね、少し考えていまして…」
という回答が自らの口から出てくるかもしれません。

 

もちろん、この事実だけ伝えるだけでもいいですが
「今、上を見られていましたね。何か考えておられるのですか?」
と事実からの問いかけという方法もあります。

 

解釈を伝えてはいますが、その前に事実をとらえたうえで
「私はそう感じた」ということを伝えていますので
何もなく「何か考えているのですか?」よりかは
押し付けのリスクは減少します。

 

かなり細かなニュアンスではありますので
「絶対に解釈を加えたらいけないんだ!」
とがちがちに考えこまずに
相手との関係性や会話の内容などもふまえて
判断いただければ良いですが
こういった考えもあるということを理解いただくと
人とのコミュニケーションにおいて選択肢が広がります。



また相手のことを良く理解しようとされる時に
「相手の心の奥深くにあるものはなんだろう…」
と難しく考えすぎずに、まず目の前にある相手から得られる情報に
目と神経を研ぎ澄ませるだけで多くの情報を得ることができます。



普段何気なく見ている風景も
意識を向けるだけで大きく変わってきます。
そこには必要な情報がたくさんあるかもしれません。



さんよし会ではこのようなあり方・やり方両面の学びを
無料で定期的に提供しております。

 

ぜひともご都合がついてご興味のわく回にお気軽にご参加ください




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