時と場を共有するたいせつさ

前号では、中川さんの看取りについての
お話をお届けしました。

大切なご家族との最後の一時と、
日々の従業員の方との日常は一緒ではないと
思いますが、組織開発においても共通するところ
あると感じました。


働くメンバーが一体感を感じたり、
つながり=絆を感じるためにも、
時と場を共有することの重要性を
感じずには居られませんが、
あなたはどのように考えられますか?

★なぜ「時と場の共有」が大切なのか?

従業員が感じる「一体感」や「帰属意識」は、
単に業績に貢献するだけでなく、
離職率の低減にも直結しています。

特に、リモートワークが普及している現在、
物理的な距離が心の距離にも影響を与えることが
懸念されてます。

この問題を解決する一つの方法として、
「時と場を共有する」機会を意識的に作り出すことが
効果的です。実際に、シリコンバレーのIT企業でも、
あえて出社を求めるところも増えていますね。

例えば、定期的な全体ミーティングや
部門横断のプロジェクトにおいて、メンバー同士が
直接顔を合わせて話す時間を設けることが、
社員同士の信頼関係を強化し、
組織全体のエンゲージメントを高める鍵となります。




★具体的なアプローチ

では、どのようなアプローチが出来るでしょうか?


朝礼の活用

一方通行でなく、参加型・コミュニケーション型
の朝礼を出来る限り全員が顔を揃えて実施する。

時間がないという話をする経営者の方も
いますが15分でもやることを推奨しています。

理念や目標の共有が促進され、メンバー一人ひとりが
組織の方向性に共感できるようになります。

◎全社集会やイベントの開催

規模が大きくなったり、拠点が分散
すると全員で顔を合わせることが
どうしても難しくなります。

その場合は、月に一度、全社員が参加する
会を開催し、経営陣からの直接のメッセージや、
社員同士の意見交換の場をつくるとよいです。

私のご縁ある他拠点の会社では、
月曜日だけZOOMで繋いで全体朝礼
などやっているところもあります。
リアルがいいですが、少しでも出来ることを
やろうとすることが大切ですね。


◎プロジェクト活動など


プロジェクト活動などを通じて、
従業員同士のコミュニケーションを
活性化させることができます。

特に、普段部署が違いコミュニケーションが
少ないメンバー同士の交流を通じて、
組織全体の繋がりを醸成できます。

また通常の仕事と違う観点を持つ
ことで本業における成長も期待できますね。


グラブ活動など

仕事の中では、普段は見えない人柄や価値観を
共有することが出来ます。
それは、より深い相互理解や信頼関係につながります。

公式クラブでなくても、
申請により補助などを出している
ご支援先もあります。



我が社で具体的にどのように
落とし込めば良いのか?


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