更にゲーム性を高めてビブリオバトル
前々号で、読書会の話を上村さんから、
前号で、読書スピーチで私がやっていることを
お伝えしました。
今は、様々な情報媒体がありますが、
本ほど内容が精査され、コスパの高いものは
ないと思います。(ただし、最近は専門家でもない
人が生成AIで量産した粗悪な電子書籍も増えて
いますので注意ください)
読書スピーチを更にゲーム性を高めると
どのようなことができるか?
ということで、今日は「ビブリオバトル」を
企業内でやってみることも考えてみたいと思います。
(研修等ではやったことはありません)
「ビブリオバトル」って何?と思った方もいると
思いますので、最初に簡単に「ビブリオバトル」
について触れます。
ビブリオバトルは、本の魅力を熱く語り、
聴衆を魅了する知的で楽しい競技会・イベントです。
自己表現力の向上やコミュニケーション力の向上
に役立ったり、その人となりに触れての相互理解が
進むなど、読書スピーチと基本的な期待効果は
似ていますが、「バトル」な分、
燃えます、盛り上がります。
やり方を簡単にお伝えします。
ただし、やり方は企画者で色々アレンジしても
いいと思います。
1)ビブリオバトルの企画をし、告知します。
2)参加者がお気に入りの本を持ち寄り、
その魅力を5分間でプレゼンテーションします
3)プレゼン後、聴衆は「どの本が一番読みたくなったか」
を基準に投票し、チャンプ本を決定します。
これだけです。
バトルなので、本気で勝ちを目指す必要があります。
(でないと、つまらない会になります)
勝つためには、本の内容を深く掘り下げ、
聴衆を引きつける話術を磨く必要があります。
本のあらすじだけでなく、なぜその本が
自分にとって特別なのか、どのような影響を
受けたのかを語ることも効果的ですね。
勝つための戦略性も出てくるのが
ビブリオバトルの面白みでもあると思います。
ビブリオバトルにおける留意点もあります。
まず、バトルである以上、公平にルールは徹底する必要
があります。最も基本的なルールは時間厳守です。
他にも、スライド使っていいか?などのルールは
企画者で決めればいいと思いますが、
きっちり守ることが大事ですね。
後、何よりも楽しい場づくりですね!
強制すると楽しさが損なわれるので、
読書クラブなど作って、そこでやってもよい
ですし、希望者でやってみるのがいいかなと思います。