強制からでもやる!すると・・・循環型社会創造企業からの学び2
おはようございます♪
一人時間あたりの稼ぎ力を増やし
働き甲斐と業績を最大化する専門家。
人生経営と会社経営を同時に黒字にする
感動経営コンサルタント 佐々木千博です。
今日は石坂産業からの学びその2です。
産業廃棄物中間処理業者といえば
失礼ながら、山への不法投棄であったり
ちょっと怖いお兄さんが仕事をしている
ような先入観がある方もいるかもしれません。
しかし実際に石坂産業をお伺いし、
会社見学をさせていただくと、
出会った方々の気持ちよい挨拶・表情
に心地よくなり、印象が全く違うのです。
しかし、かつての石坂産業は、
挨拶しないのが当たり前。
もし、挨拶しても「チィーッス」
というような、昔のヤンキーのような
挨拶だったそうです。
それがたった15年程度で全く
様変わりしたということです。
その秘密は何なのか?
どうすればこのような劇的な変化が生まれるのか?
それについての典子社長が語ってくれました。
強制からでもやる!すると・・・
結論を言うと、最初は強制したそうです。
挨拶をきちんとさせる。
整理・整頓・清掃を強制的にやらせる。
もちろん現場の方は猛反発です。
最終的にやるとしても、嫌々で、仕方なしです。
他の施策の断行も含めて、
辞めていく社員もたくさん出たそうです。
それでもやり続けたところ、
次第に自然とできる人が増えてき、
3年続ければ、多くの人の習慣になっていたそうです。
3年・4年・5年と続けていくにしたがって
その習慣は会社の風土にまで定着していたそうです。
・・・
会社を変革しようという時には、
必ず何かを変えなければいけません。
しかし、人はもともと変化を嫌う生き物です。
変化を起こそうとすると現場で抵抗・反対が起きます。
ここが社長の覚悟の見せ所です。
・社員が嫌がっているから
・社員に気持ちよく働いてほしいから
と表面的な優しさを発揮して、
社員に迎合してしまうと
その会社は永遠に変わることができません。
1年後・3年後・5年後・10年後社員の方に
働きがいと誇りを持って生き生きと働いていただく。
会社が市場から認められ事業が永続する。
従業員の雇用を守り、
安心して働け続けられる会社にする。
更に、働き甲斐とありがとうを増やす
ために投資をする利益を確保する。
これらは目先の優しさから
作り出すことはできません。
本当の優しさとは
従業員お客様地域の未来のために
現在の日々の業務の延長からは
決して生まれない新しい未来を描き
そのための変革を反発を受けてでもやりきる。
誰もついてこなくても、
たった一人になっても
やりきるぐらいの覚悟が必要です。
そのための強制は、
表面上の優しさではない
本当の経営者の愛情だと思います。