理念経営の根にある“覚悟”

チームSKM 上村です。


学びの旅を終えて

長坂養蜂場様シリーズ、楽しんでもらえましたでしょうか?
そして何か学びや事業へのヒントがありましたら幸いです。

長坂養蜂場様のこのような風土の根幹には何があるのか?
そしてその風土があるからこその幹という名の仕組や人財が出来、
結果という果実が実っていく。

その風土が出来上がるのは簡単なことではありません。

そこには経営者の“覚悟”があります。


理念経営の原点:坂本先生との出会い

善人社長が理念の大事さを実感したのが2010年のことでした。
坂本先生という方の講演を聞かれて
当初は「CS(お客様満足)」第一主義だった社長が
「ES(従業員満足)」の重要性を身をもって感じられました。

そしてその後、理念浸透経営を実践されている
ネッツトヨタ南国の社長のお話を聞く機会がありました。
その際、「10年経ったら何か変わっているかもしれないですね」
と言われたようです。


そこで、「10年か…」と思いながらも
理念浸透の大事さを信じて、覚悟を持って歩まれました。
すると3年目くらいから、少しずつ変化の兆しが見え始めたそうです。


そして坂本先生の講演を聞いてから10年経った2020年、
ついに「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」
審査委員会特別賞を受賞されました。

もちろん理念経営のゴールはありませんが
この時、何か1つ結果として結びついている実感を手に入れたのです。

 

“覚悟”を決めてやり続けること

とある学びの場で、ある経営者の方がこう言っておられました。

「一番大事な能力は“やると決めること”。
やると決めたら、それは思いが叶う大きな一歩です。」

まさに、理念経営も“覚悟”から始まり、そして日々”覚悟”の連続です。
長坂社長の10年の道のりは、理念を畑にまいた種が
やがて根を張り、実を結ぶような時間の積み重ねでした。


ディズニーに学ぶ使命感の再確認

この長坂養蜂場様のベンチマークツアーが終わった翌日、
-元ディズニーキャストの方─
「D研究所」という会社を経営し、講演家でもある
加賀屋さんの話を聞く機会がありました。

彼がディズニーキャストとしての仕事に慣れや飽きが出てきた時に
気持ちを入れ替えるきっかけになったのは
休憩室に飾られていた1枚の写真だったそうです。


そこには、飛行機が墜落し、ディズニーの土産缶が映っていました。
その日は日航機墜落事故の5周忌。
当時ディズニーを訪問していた団体客が
その飛行機に乗っていたそうです。


「キャストにとっては何万人と来るお客様の一人かもしれない。

でもその人にとっては“人生で一度きりの瞬間”かもしれない。」


先輩からその話を聞かされ、
加賀屋さんの中でも“覚悟”が決まったと言います。

 

影響力は”覚悟”

奇しくもこの話を聞く2日前─
長坂養蜂場様ベンチマークツアー初日の夜、
ホテルで複数人と飲み直していた時にもこんな対話がありました。

テーマは「影響力のある人ってどんな人?」
その時、1人の方が言った答えが印象的でした。

「覚悟を持った人」

私もその言葉に深く共感しました。

人は“覚悟”を持った人の言葉に動かされる。
そして“覚悟”を持った人は、行動が変わる。

 

学びの旅が終わり、決意の旅が始まる

2週間にわたって長坂養蜂場様のベンチマークツアーを通じた
理念浸透と高収益の本質や裏側をお伝えさせていただきました。

私たちも改めて、こうした素晴らしい企業へ成長するご支援を続けていく─
その決意と覚悟の気持ちを新たにした2日間でした。

皆さまにとっても、今回の学びが新しい一歩のきっかけになれば幸いです。
“学びの旅”が終わった今、ここから“決意の旅”が始まります。

やると決める覚悟、やりきる覚悟。そこからすべてが始まります。

 

さんよし会のご案内

さんよし会では、このようなベンチマークツアーを年数回企画しています。
イキイキと働く社員が増え、ファンに愛され、
道経一体の経営を目指す企業の皆さま。
ぜひ一度、ご参加ください。

また、オンラインでは「あり方」と「やり方」
の両輪で学ぶ勉強会も定期開催しています。
無料で参加できますので、ぜひお気軽にどうぞ。

そして11月・12月には、私が進行役となって
ダニエル・キムの成功循環モデルを使い、
「良い組織を生み出すための関わり方」を
テーマにしたワークショップを実施予定です。

ぜひともご参加ください!


** 是非ご参加下さい *******

■志とリーダーシップ・ビジネスナレッジを磨く
 無料・共育コミュニティ「さんよし会」
https://s-kando.com/service/sannyoshikai