世界最大・最先端企業と、理念型中小企業の共通点

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佐々木千博です。

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★世界最大・最先端企業と、理念型中小企業の共通点

先日、GAFAの一角アマゾンで事業部長を
していた人の話を聞きました。

その話の半分は、
理念を軸にきっちり経営している
中小企業と同じだな!と思うものでした。

同じだと思った点を3点
上げたいと思います。

【その1】価値観経営

会社の価値観を明確にし、
いつでも、どこでも、あらゆる業務に
その価値観を組み込んでいる点。

理念型経営をしっかり実践している
中小企業では、採用、朝礼、
改善活動、OFF-JT、表彰や称賛
などで、折に触れて
理念や行動指針を組み込んでいます。

アマゾンもOLP(Our LeaderShip Principles)
という根本的に重要にするものがあり、
採用は勿論、日々のイベント等の推進でも
OLPを組み込んで行っているそうです。

【その2】長期的視点

長期的視点を常に持っている。

いい中小企業の代表格の一社
伊那食品さんは、「年輪経営」、
「遠きをはかる経営」ということを
言われていますが、

いい中小企業は、長期的な目線で
経営されている会社が多いです。

アマゾンも、長期的視点を
常に持ち続ける会社です。

有名なのは、1997年の投資家向け
のレポートで、この時から、
長期的意思決定を表明しています。

一部抜粋すると、

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1997 Letter to Shareholders

Because of our emphasis on the long term,
we may make decisions and weigh tradeoffs differently thansome companies.

長期に重点を置いているため、
意思決定等は他の企業と違います。

We will continue to focus relentlessly on our customers.
私たちは、お客様に絶え間なく焦点を合わせ続けます。

We will continue to make investment decisions in light of long-term market leadership considerations
rather than short-term profitability considerations or short-term Wall Street reactions.

短期的な収益性を求めるウォール街の考え方ではなく、
長期的な市場リーダーシップの考慮事項に照らして、投資決定を継続します。

引用:https://venturebeat.com/wp-content/uploads/2010/09/amzn_shareholder-letter-20072.pdf

注:訳は、佐々木訳なので、怪しいです。

ーーーーーー

お話を聞いた方曰く、
今も初心を忘れぬために、
ステークホルダーに他のレポートと
一緒に同送されることがあるそうです。

ウォールストリートを相手に
まだメジャープレーヤーでなかった
アマゾンが貫くのは、オーナー中小企業
とはまた違う覚悟があったと思います。

【その3】徹底的な振り返り。

今度、私が開催する連続勉強会
で浜松の理念経営の優良中小企業は、
徹底的な反省力が強みです。

上手くいった時も、
よりよくできないか?反省します。

アマゾンも同じようです。

アマゾンプライムデーなどは有名
ですが、これらのイベントの後に、
徹底的な振り返りを行うそうです。

顧客体験に結びつく重要な指標は、
0.1%の違いでも原因を徹底的に分析。

上手くいかなかった時だけでなく、
うまくいったものにも、
更に再現性を上げるために
徹底的に議論・検証するそうです。

如何だったでしょうか?

成果を出し続けている会社は、
規模の大小問わず、
共通点があるということです。

PS.
アマゾンと理念型中小企業の違いも
勿論あります。でなければ、1.5兆ドル
(1ドル100円として1500兆円!!)の
時価総額の会社にはなりません。

成長市場で黎明期から勝負していた点、
再現性とスケールするか?を重視した
意思決定とメカニズム化の徹底は、
大きな違いかと思います。