芝生のお手入れから考える仕事の進め方?!

チームSKM 中川隆浩です。

以前、マンションの管理組合って…というお話をしました。
私の住む部屋は、居住部の5階・屋上の6階の
2階建て(メゾネットというらしい)になっています。

これだけでも珍しいのですが、

さらに屋上を専用使用部分として、
天然芝が敷き詰められた庭があります。
不動産に詳しい友人曰く、おそらく唯一無二でしょう、とのこと。


夏はプール、春秋はBBQなど子供が小さい頃はよく使っていました。
ですが、芝生の手入れが本当に大変なのです。
なので、しばらく放置=伸び放題の草原のように…


この芝刈りに先日挑むことになりました。

 

というのも…

先日の管理組合の理事会で、
「芝生のある住居は、専用使用料を払っているのだから、

芝生のメンテナンスにかかる費用を、
マンションの植栽管理費として管理費で賄えないか?!」
といったご意見が出てきたのです。


私は現在副理事長をしていて、
理事長から議事進行をほぼ任されています。
私にとっては、楽しいファシリテーションタイムの始まりです!w

さぁ、このご意見を皆さんでどう扱うか?!

まず、話が散漫にならないように、私から一つ釘を刺しておきます。

 

この議論は、駐車場管理にも同じ理屈であてはめられますよ。
マンション管理士の先生にもそれでいいかどうかを確認。

マンション管理では、色々なお金の使い道を考えるのですが、
植栽管理と多額の出費が予想される機械式駐車場管理はお金の使い方が同じだよ、
お金の色は決まっているよ、とお伝えしたわけです。

 

その後、皆さんから活発なご意見が。

・そもそも屋上の芝生なんて関係ないので、お金がかからない方法が良い
・考え方の枠組みが駐車場の場合と同じだとすると、よく考える必要がある…
・植栽業者に相見積もりをとる?
・専用庭使用料というのがあるのは知らなかった…

などなど


結論を申し上げると、
この提案は採用される方向で、来年度の総会で議論することになりました。


理由は、追加費用が各戸が支払っている使用料の合計の半額程度に収まっている、
植栽業者がこれまでのお付き合いで、破格の金額を提示してくれている。


ついては、芝生の美観がマンション全体の景観維持に必要だから、
管理組合で植栽業者を活用しながら実施していく、
という全体的な話に発展していきました。

 

ふむふむ。
美観が大事ですか…
とはいえ、年1回のメンテナンスだけでは追い付かない…

造園業者の友人もいますけど、
一度やってもらうとサブスクみたいになるな…
となると、自分でやるしかないか…


さっそくホームセンターに行き、手押しの芝刈り機を購入。
(電動は過去に失敗体験有で、選択しない)
伸び放題だった芝生に手を入れることに。

昨年、猛暑のせいか、私の家の芝生だけ全枯れしてしまって、
今年張り替えていただいたので、今度は枯らすわけにはいきません。
途中、熱中症になりかけながらも、何とか予定通り終了。

その後、芝生もちのオーナーさんとしばし芝生お手入れ談義をしました。
こうしたコミュニティもマンションのよさですね(^^)

段取り=生産性を考えて、目標2時間で終えられたのは、

・作業の大義名分がある
・どうなるかワクワクする
・ちょうど曇っていたので、作業に適するタイミング
・芝刈り機の使用条件をクリア
・専用の道具が揃っている
・時間と美観に関する明確な目標がある
・工程をあらかじめイメージ
・結果が目に見えて分かるのでモチベが途絶えない

芝生のお手入れ=業務の段取り、

普段の生活と仕事の進め方、
共通するところはフル活用したいですね。

あ、それと。
暑さ厳しき折、
くれぐれも熱中症にはお気を付けくださいね。