岩崎弥太郎の採用・人財育成

こんばんわ。

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感動経営コンサルタント
佐々木千博です。

昨日、渋沢栄一の勉強を始めている
ということをお伝えしましたが、
関連して幕末・明治期の綺羅星の
ような偉人がたくさん出てきて、
とても面白いです。

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★岩崎弥太郎の採用・人財育成

渋沢栄一と同時代の経済分野での
巨星に岩崎弥太郎がいます。

言わずと知れた三菱の創始者。
幕末に坂本龍馬などと関わり、
明治の元勲 早稲田大学の創設者
でもある大隈重信とも親交の
あった人ですが、

渋沢栄一と一緒に海上保険会社
(現 東京海上日動)の創設に
関わったり、大喧嘩して袂を別った人
でもあります。

岩崎弥太郎は、どちらかというと
独裁者的なイメージが強いですが、
後継者育成を成功させた人でもあります。

岩崎弥太郎の16歳下の弟で、
二代目社長の岩崎弥之助を、後継者と見立てて
しっかり育てあげました。

岩崎弥之助は、ほぼ海運業一筋だった三菱を
鉱山、重工業、倉庫業、保険業、銀行、
農場、丸の内ビジネス街づくり など
ものすごい活躍をします。

社長引退後は四代目日銀総裁になって
金本位制の導入をしたりします。

他にも沢山の有意の人財を排出しています。

そこをみると、単なるガツガツした政商・
独裁者的なイメージだけに囚われては
いけない人なんだろうなと思います。

例えば、三菱の初期には、
土佐藩出身の人が多かったので、
薩長土肥の雄藩出身士族ということで
偉そうにふるまう人も多かったようです。

そこで弥太郎は、全員に和服・角帯・
前垂れをさせてお客様を大切にすることを
叩き込みます。これが評判になり将来の
成長の土台になります。

採用では、この時代では、
相当なエリートである大卒者を
どんどん採用します。

最初は従順で言われたことを、
そのまま黙々とやってくれる
一般の人を雇っていたらしいですが、
それでは会社は成長しないと知識
はあるがプライドも高く、モノ申す
エリートの大卒者をどんどん採用します。

一長一短はあるけれど、教養のないものに
大卒者の気風を養わせるのは難しく、
大卒者を三菱色に染めるのは簡単と
考えていたようです。

戦略的採用ですね。

有能な人財を集めるだけでなく、土佐藩の
時代から塾を設けており、その後も
三菱商船学校、三菱商業学校など
つくって将来の三菱を担う人財育成しています。

後の日本郵船社長となる近藤氏が
綿の仕入れでズブの素人の時に、
大金をボンと渡して、綿の仕入れを
任せるという、人財を見たうえでの
大きなチャレンジをさせたりもします。

企業を中長期的に成長させる上で、
人財の採用と育成を、まさに
経営の要ですね。

御社の採用と育成に方針・仕組・運用
は揃っていますか?

戦略的人財育成を考えるべきと
お考えであれば、一度ご相談ください。