ネットフリックス社のフィードバックルール

こんにちは。

佐々木感動マーケティングの
雪山さやです。

毎週日曜日の
感動経営通信メルマガは
雪山からお送りします。

私は現在、佐々木感動マーケティングにて
【時短・テレワーク】で働きながら、
ワークライフバランスコンサルタントを
しています。

今日のメルマガは、
NETFLIX社で実践されている
フィードバックのルール「4A」
について
ご紹介したいと思います。

NETFLIXは、定額制動画配信サービスを
運営しているアメリカの大手企業です。

NETFLIXでは、
自律型の人材が
才能を発揮できる環境を作るため様々な
取り組みをしています。

今日紹介するフィードバックのルールも
そのひとつです。

社員が成長するのに欠かせないのは
「率直なフィードバック」です。

社員同士で
率直なフィードバックをすれば
お互いが成長できるはずだ、という
考え方からこのガイドラインが
作成されたそうです。

★NETFLIXのフィードバックルール「4A」とは

・Aim to assist
 …「相手を助けよう」という気持ちで伝える

・Actionable
 …「どう行動を変えるべきか」まで具体的に伝える

・Appreciate
 …伝えてくれた事に感謝する

・Accept or discard
 …何を受け入れるかは自分で決める

最初の二つは、フィードバックを
伝えるときのコツ、
後の二つはフィードバックを
受け取るときのコツですね。

ひとつずつ見ていきましょう。

★「相手を助けよう」という気持ちで伝える

相手に何かフィードバックをするとき
あなたはどんな気持ちで発言していますか?

ポジティブなフィードバックでは
「成長してほしい」という
想いがあるかもしれません。

また、ネガティブなフィードバックでは
「ミスの重大さを理解してほしい」という
焦りや怒りの気持ちがあるかもしれません。

自分のイライラを吐き出すためや
相手を傷つけるための
フィードバックをしてしまっていないか
心当たりのある方は、振り返ってみてくださいね。

「相手を助けよう」という気持ちで
フィードバックを伝えるようにすると
受け手も「改善した方が自分のためだな」
感じるようになります。

せっかくフィードバックをするなら
相手が受け取りやすい形で表現したいものです。

そのためには、「相手を助けよう」という
スタンスで伝えることが重要です。

★「どう行動を変えるべきか」まで具体的に伝える

あなたは具体的にどんなフィードバックを
普段されていますか?

また、どんなフィードバックなら
すぐ行動に移すことができますか?

「それは、違うと思います」など
反論意見を発言することも時には必要です。

しかし、「違うと思います」だけではなく
具体的な説明をして、
相手の行動変化まで促すのが
よいフィードバックです。

どう変えるといいのか、
どんな観点で考え直すといいのか
具体的に伝えることがポイントです。

★伝えてくれた事に感謝する

ここからは、フィードバックの
受け取り方についてのコツです。

役職が上になったり、年を重ねると
率直なフィードバックをくれる人というのは
数が減ってきます。

そんな中フィードバックをくれる人は
貴重な存在です。

フィードバックを受け取ったら
感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

★何を受け入れるかは自分で決める

そして、最後に
数あるフィードバックの中で
何を受け入れるかは
自分で能動的に決めるのがポイントです。

上司や先輩、外部の人など、
あなたにフィードバックをくれる人は
様々いると思います。

そして、彼らからのフィードバックの内容も
様々だと思います。

もちろん、
すべてのフィードバックに従う
必要はありません。

フィードバックをする側の人も、
自分が相手にしたフィードバックは
受け入れられるかは本人次第だということを
理解しておく必要があります。

ここまで、フィードバックのコツについて
ご紹介してきましたが、
「率直なフィードバックを
社員同士言える間柄」

というのが、大前提です。

率直なフィードバックを言い合える会社は
心理的安全性が高い職場といえるでしょう。

率直なフィードバックで
社員が互いに成長できる職場づくりのために
ぜひ、このNETFLIXの
フィードバックルール「4A」を参考にしてくだい。