未来創造型の中核人財を採用するには?
昨日まで、台湾企業を日本にお招きして、
日本の素晴らしい企業視察や、ディスカッション
をしていました。
今回、視察して、聞いて、話して、対話した企業は、
以下の三社です。
・リハプライム株式会社
・つばさホールディングスの複数社
・アシザワファインテック
複数の素晴らしい企業に触れる中で
私の中で、確信したことが一つあります。
それは、会社の未来を担う中核人財、
単なるマネージャーではなく、会社の将来を
切り開く後継者・幹部候補生が入社する会社の
共通点です。
未来創造型の中核人財を最初に定義しておきます。
成長力、感謝力、貢献力、巻き込み力がある人財です。
新入社員であれば、これらの力の素養を
もっている人財になりますし、
キャリア採用であれば、既にそれらを発揮して
前の組織でも成果を出しており、
新しい会社でも、その意欲に燃えている人財です。
では、そんな未来創造型の中核人財は、
何に惹かれて入社するのか?
給料や待遇ではありません。
勿論、全く無視できるものではないですが、
決め手にはなりません。
決め手は、
「事業の魅力とトップの魅力」です。
「事業の魅力」とは、今現在の事業内容と
いうよりも、会社が描くビジョンへの魅力と、
実現イメージです。
我が社が、お客さまに何を提供していくのか?
我が社が、社員に何をもたらすのか?
我が社が、社会にどんな貢献をしていくのか?
その未来の青写真への魅力です。
そこへの道筋に可能性が感じられることです。
優秀な中核人財にとって、仕事において
給料・待遇の占める割合は小さいです。
自身の志・夢・自己実現のステージとして
その会社が相応しいのか?が重要です。
次に必要なのが、「トップの魅力」です。
人間的魅力です。
トップがビジネス能力において一定以上
優秀なのは、当たり前です。
そうでないなら、皆を不幸にする
ので退任・交代すべきです。
しかしビジネス能力が高ければ
それでいいのか?といえば、
そうではありません。
人間的魅力も大切です。
この人とやっていきたい!
この人なら志・夢実現できる!
と思える魅力です。
平たく言えば、
「何に向かって仕事するか?」
「誰と仕事するか?」
ということですね。
「採用の失敗は、育成では補い難し」です。
人間的魅力は日々精進するしかありません。
まず、事業の魅力をしっかり言語化、
伝わる化をしっかりしていきましょう。
それが、素晴らしい人財で、
御社の素晴らしい志・ビジョンを実現
する第一歩になります。