観察と監視の違い
こんにちは!
佐々木感動マーケティングの雪山さやです。
毎週日曜日の感動経営通信メルマガは雪山からお送りします。
ハラスメントの認識も広まり
上司から部下への「目の配り方」の塩梅が
難しくなっているなと思います。
上司が「見てくれているという安心感」は
部下にとっては絶大です。
上司部下の関係性を作るうえで
欠かせないものだと思います。
しかし、それが「監視」になっていないか?
ということについて今日は取り上げてみたいと思います。
上司部下の関係とは少し異なりますが
先日、子育て雑誌で「観察と監視」についての
記事がありました。
小さい子どもは親に対して
自分がやったことやできたことを
「見て見て!」と言うのですが、
年齢が上がってくると「見ないで」に
変わってくると言います。
なぜ「見て見て!」だった子どもが
「見ないで」に変化するのか?
そこに深くかかわっているのが
「観察」と「監視」の違いではないか?と
書かれていました。
「観察」と「監視」の違いと聞いて
どのような違いを思い浮かべますか?
観察は、
正しいかどうかの判断や
よし悪しの評価は含まれません。
親が子を監視している声かけとして
このような例が紹介されていました。
そっちで大丈夫?
こっちの方がいいんじゃない?
そこはこっちの色を塗ったほうがいいんじゃない?
はみ出さないように塗ろうね
ただ見てほしかった子どもへ
大人からの指示や命令、
必要以上のアドバイス(と見せかけた強制)によって
不自由を感じ、
これまで見てもらうことは
楽しいことだったはずなのに
見られることが不自由になり
自分の興味・関心が否定されているように
感じるようになります。
「この子は自分では正しい選択が
できないのではないか」
という親の不信感が隠れていそうです。
このような親から子への
「不信感」は言葉や態度から
子本人へ伝わります。
それがのちの反抗期につながってくると
言われていました。
子どものやっていることにどのように
フィードバックするかは
(そもそもフィードバックするかしないかも含め)
上司部下の関係性にも置き換えて考えることが
できそうだなと思いました。
仕事に置き換えると
上司から部下への指示・命令は
必要な場面もたくさんありますね。
しかし、それが「監視」になっていないかは
気を配る必要があると思います。
マイクロマネジメントとも言われますが
マイクロマネジメントは上司やリーダーが
部下や新人に対して
行動を細かく管理したり、チェックし、
過干渉してしまうマネジメントを指します。
過干渉かどうかの線引きは難しいですが
具体的な例としては、
業務の進捗状況について頻繁に報告をさせる
細かな点まで報告を求める
電話のかけ方やメールの文面について口出しをする
などが挙げられます。
部下のミスを防ぐために、
細かな進捗状況を確認し
部下の行動を「見張っている」
まさに監視しているような状況ですね。
先の、親が子どもへ持っていた
「この子は自分では正しい選択が
できないのではないか」という
不信感や不安と似ている感情が
上司の側に隠れているように思います。
マイクロマネジメントの悪影響としては
部下のモチベーションを下げる
ことはもちろん
自分で考えることができる人材が
育たないことが挙げられます。
子育てではその後「反抗期」に影響が出ると
ありましたが、
職場の場合は、主体性のない社員が増えたり
離職にもつながるのではと思いました。
監視ではなく観察ができているか
仕事や子育てでぜひ振り返ってみてください。
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